寺子屋クラブ

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リンクジュースとは? 内部リンク/外部リンクから見えるSEOメカニズム

 以前内部対策に関しては触れたので、今回は検索結果順位に最も影響があるとされている「被リンク」についてまとめたいと思います。

 Googleページランクでは、「多くのサイトからリンクを貼られている」ことが質の高さを担保するとされていました。そのため、リンクファーム(大量のWEBサイトのリンクが載っているだけのサイト)や、ワードサラダ(文として意味の通ってない文章)を用いた無意味なサテライトサイトが大量発生した時期がありました。

Googleのアップデートにより、そういった「ユーザビリティの低いサイトからの被リンク」による評価は無効化はされました。

 

 

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 この「被リンク」数によってサイトの評価が変動するメカニズムをLink Juiceと呼びます。概念としては、WEBサイトをジュースの入ったコップに例えています。各WEBサイトは「注ぐ用のコップ」と「注がれる用のコップ」を持っています。「注ぐ用のコップ」にはコップ一杯分のジュースが入っていて、他サイトへのリンクを張る毎に、そのサイトの「注がれる用のコップ」へ、自分の「注ぐ用のコップ」から一定量のジュースが注がれる」ことになります。そうやって決定した自分の「注がれる用のコップ」に入っているジュース量によって、検索順位が決定するというのがLink Juiceの概念です。

 

 

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 リンクによって注がれるジュース量は、「注ぐ用のコップに入るジュース量 / 注ぎ元のページがリンクしているページ数」になります。そのため、大量のサイトをおすすめしているページから被リンクを受けるより、自分のサイトのURLだけを貼ってくれた時のほうが、得られるジュース量は多くなります。 また、「注ぐ用のコップのジュース量」は「注がれる用のコップのジュース量」によって変動します。たくさんのサイトから引用されている室の高いサイトから被リンクされるのと、誰も見てない個人サイトから被リンクされるのでは、「質の高さの精度」が異なってくるからです。

 コップのジュースが移動するのは、外部WEBサイトのみでなく、自分のサイトの内部リンクによっても移動すると考えられています。そのため基本的に全ページからリンクを受けているトップページがWEBサイト内で一番ジュース量が多くなることが多いです。

 

 

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 HTMLの「follow」「nofollow」というタグによって、リンクの貼り方には2種類の方法があります。「follow」タグは、通常通りジュースを相手のサイトに注ぎこむことになり、「nofollow」タグは、相手のサイトにジュースを注ぎ込まないようにリンクを張ることが出来ます。従来は、「注ぐジュース量 = 注がれる用のコップのジュース量 / followサイト数」だったので、注ぐ量を多くするために、意図的に外部サイトへのリンクをnofollowにするという行為が散見されました。しかしGoogleのアップデートにより、「注ぐジュース量 = 注がれる用のコップのジュース量 / (followサイト数+nofollowサイト数)」という形に変更になったので、nofollowを選んでも、注ぐジュース量が変わらなくなってしまいました。これにより、よりリンクが持つ価値が高まりました。

 

 Link Juiceに基づくと、現在のSEO施策は下記に集約されます。

  1. そもそものターゲットキーワードの見直し(検索キーワード毎にコップの相対的大きさは異なるため)
  2. 良質なコンテンツを増やすことで外部からの非リンク数を増やす
  3. サイト構造の見直しによる内部リンクによるジュース漏れを防ぐ

 

 

参考サイト(画像もこちらから引用しています)

www.woorank.com